対応:2026年8月号<第一部>③

お断り 本記事は、実際の戦況分析や事実報道ではなく、対談内で語られた近未来シナリオ・分析ゲームとしての内容を土台にしています。「もしこうなったら」という仮想的な展開として読んでいただければと思います。

🎧 対談で聴く(二人が語り合う、この記事の感想・解説)

この音声は、本文の内容をもとにGoogle NotebookLM(Gemini)が生成したAI音声解説です。二人のキャスターが感想や解説を交えて語り合う対談形式の音声で、本文をそのまま読み上げるものではありません。

先日、ロシア・ウクライナ情勢の「もしも」を扱った対談を聞く機会がありました。北野幸伯さんと話者の方による内容で、ドローン技術の革新によってウクライナが優勢に転じ、プーチン政権の求心力が揺らいでいく、という近未来シナリオでした。

※本記事は、ダイレクト出版が運営するサブスクリプション「パワーゲーム」内で配信された、北野幸伯さんとの対談(有料コンテンツ)を私が購入し、そこから触発されて書いた個人的な感想・考察です。北野さんのホームページは rpejournal.com です。

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チェス盤の駒

チェス盤の駒(写真: Felix Mittermeier / Unsplash)。今回のシナリオを、戦略ゲームの一局になぞらえて選びました。

シナリオの骨子

対談で語られていたのは、こんな展開でした。

ウクライナは開戦から数年をかけて、独自のドローン技術を急速に発展させ、国内生産比率を50%まで高める。1,500km離れたロシア本土の石油施設への攻撃や、水中自爆ドローンによる艦艇撃沈といった戦果が積み重なる。ロシア最大の祝日である戦勝記念日(5月9日)を巡っては、ウクライナ側が心理的な揺さぶりをかけ、プーチン氏の権威が傷つく。さらに、国際経済フォーラムの開幕に合わせた石油施設攻撃、モスクワへの大規模ドローン攻撃が続き、ロシア国内のエリート層の間で政権への不信が広がっていく——というものです。

架空のシナリオとはいえ、ドローン技術が戦争の形を変えつつあるという大きな流れそのものは、現実の報道とも重なる部分があります。少数の高価な兵器ではなく、安価で大量生産できる技術が戦況を左右する時代になりつつある、という指摘は、示唆に富んでいると感じました。

シナリオを読んで、私が考えたこと

これは架空の設定ですので、記事にある個別の出来事を事実として受け止めるつもりはありません。ただ、「もしこうなったら」を考えること自体には、リタイア生活者としても意味があると感じました。

エネルギー価格の急変動は、常に想定しておく必要がある。 仮にロシアの石油・ガス供給網が大きく混乱するようなことがあれば、世界のエネルギー価格は大きく動きます。これは前々回のインド編、前回の中露朝編でも触れた「特定の供給源への依存リスク」と同じテーマです。シナリオの現実味とは関係なく、エネルギー価格変動への備えは、リタイア後の家計にとって普遍的に重要だと改めて感じました。

情報の性質を見極める習慣を持つこと。 今回、対談の内容が「架空シナリオ」であることに気づかずに記事を書いていたら、読者に誤解を与えるところでした。生成AIや対談コンテンツが増える時代だからこそ、「これは事実の報道なのか、それとも分析・シナリオなのか」を一呼吸置いて見極める習慣は、年齢を重ねるほど大切になると思います。認知機能の維持という観点からも、こうした「情報の吟味」は良い脳のトレーニングになっている気がします。

地政学的な激変は、静かに資産設計に織り込んでおく。 プーチン政権に何かが起きた場合、世界の資源市場・安全保障環境は大きく変わります。可能性の高低にかかわらず、「もし大きな変化が起きたら自分の資産・生活はどうなるか」を時々思考実験してみることは、無駄にはならないと思います。

おわりに

今回は、これまでの2本とは少し毛色の違う「シナリオもの」でした。事実かどうかを見極めることの大切さを、改めて教えられた回でもありました。次回もまた、世界情勢を眺めながら気づいたことを書いていきたいと思います。

ほかにも、こんな本があります

よろしければ、こちらもご覧いただけると嬉しいです。

『東から西へ ― 俳句のこころ、聖書のひかり ―』(村井弘 著)

仮想シナリオという不確かな話のあとで、静かな言葉に立ち返りたくなったときに開いている一冊です。これは私の義父の遺作です。

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『白内障手術体験記 ― 英国在住者が大阪で自費手術を受ける』(南晴人 著)

こちらも、66歳になってから経験した、暮らしの節目の記録です。

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『英国寿司ビジネス奮闘記(小説版)』全4巻(南晴人 著)

29歳でロンドンへ渡り、寿司ひとすじに35年。見習いから工場長、そして寿司教室までを描いた小説シリーズです。

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出典について

本記事は、ダイレクト出版が運営するサブスクリプション「パワーゲーム」内で配信された、北野幸伯さんとの対談(有料コンテンツ)を私が購入し、そこから触発されて書いた個人的な感想・考察です。対談内容そのものの転載ではなく、あくまで私自身の視点でまとめたものである点、また今回の内容は近未来シナリオである点、ご了承ください。

北野幸伯さんについて 国際政治アナリスト。ロシア(モスクワ)留学の経験を持ち、「国家戦略」「地政学」の視点から世界情勢を読み解くメールマガジン・書籍を多数発信。ダイレクト出版のサブスクリプション「パワーゲーム」のメイン講師も務める。 ホームページ:rpejournal.com

『[新版]日本の地政学 (扶桑社BOOKS) 北野 幸伯 (著)』 キンドル版はこちら 単行本はこちら

(Amazonのアソシエイトとして、60歳からの冒険は適格販売により収入を得ています。)

北野さんが講師を務める「パワーゲーム」講座の詳細はこちらです。

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